リスニング
英語を聞いたときなんとなく早く聞こえると思ったことはありませんか。
もちろん、まだ英語に慣れておらず英語についていけないというのも理由の一つにあります。
他の理由として実際英語は活字で書かれているより発音されたときのほうがスピードが出ています。
英語は早く聞こえる?
どういうことかというと
Can I help you?
目を通して読んでみると一文字一文字が頭に入ってくるような感じがしませんか。
キャン アイ ヘルプ ユー?
こんな感じで読んだはずです。
ところが キャナイヘルピュー? こちらの方が実際の会話では近い音です。
先ほどより短くなったような感じがしますね。
実はこれ、つながってしまった音の為に短くなったのです。
皆さんはローマ字ご存知でしょうか。
子音+母音で一つの語ができますよね。
あ,い,う,え,お→a,i,u,e,o(母音)
か,き,く,け,こ→ka,ki,ku,ke,ko(子音+母音)
さ,し,す,せ,そ→sa,si,su,se,so(子音+母音) ・・・・・ ・・・ ・・
パソコンをローマ字入力するときのような感じですね。
この現象、英語の発音のときに起こっているのです。
詳しく説明してみると canの語尾はnですね。I(ai)の発音はaから始まります。
nとaがくっついてCan Iはキャナイと発音されているのです。
日本語では一語一語ごとをはっきり言っても通じます。が、英語ではそうではありません。
英語では文中のアクセントや先ほどの音のつながりが大切になってきます。
音がくっついて短縮されているので実際に早くなっています。
早く感じているというわけではなかったんですね。
英語の文章を聞くときはこの音のつながりと、英語のアクセント、そしてリズムをつかむようにしましょう。